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Santa Fe 1日目

お店の開き始めるのは10時くらい、ギャラリーは11時くらいからですが、8時あたりから周辺を散策しました。晴天にも関わらず冷たい風がゆったり吹いているので過ごしやすい天候。気温は日本と同じくらいだと思うんですが、体感温度はかなり低いです。ただ、直射日光が強く、日向と日陰の温度差が激しいです。(これは欧米ほとんどがこんな感じですが、東京はヒートアイランドなので日陰でも暑苦しい。昔の東京ってもっと欧米に近かったと記憶しています)
 
サンタフェは条例で昔の建築様式(土壁の)を義務づけられているので新しい建物もみんな土色。街全体が統一されています。空の青と建物の茶色、ところどころに飾られているからフルな花のコントラストがとても綺麗です。ディズニーランドのアーリーアメリカンな街並を想像すると分かりやすいです。本当にテーマパークに来ている感じ。
 

サンタフェの名産の一つがラベンダーです。道のあちこちに紫色の花が植えられています。横を通るとラベンダーの香りに癒されます。
ジラルドの版権を管理しているMaximoという会社の社長、マシューに「サンタフェに行くので会えないか?」と旅行前に聞いたのですが、彼はラベンダー農園を経営しているらしく、ちょうど収穫フェアの真っ最中という事で時間が取れず残念。それにしてもこんなにラベンダーがあるのに、サンタフェ市内にはラベンダー商品を扱っているお店が無いのが不思議です。
 

その後、ホテルの近くにあるジョージア・オキーフ美術館へ。
オキーフと言えばサンタフェ。時間があれば彼女が住んでいたゴーストランチの方にも行きたかったんですが。丁度、写真家のアンセル・アダムスの展覧会もやっていました。アンセルとは夫で写真家のアルフレッド・スティーグリッツを通して知人だったようで、同じアングルからアンセルは写真、オキーフは絵画を描き対比しているコーナーなどもありました。
彼女お得意の花とか骨とかの作品は少なかったんですが、1930年代くらいの抽象絵画の影響とかを感じる作品が多々見られました。
 

その後、アメリカ最古と言われるサンミゲル教会へ。まだアメリカ建国前、スペイン領地時代の17世紀に建てられたものです。隣にはアメリカ最古の家もありました。
 

街のあちこちにマリア像のタイルがあります。このマリアはメキシコでキリスト教が布教された時に登場したグアダルーペのマリアと呼ばれているものです。ちょっと色黒なマリア様です。この地域がどれだけメキシコ文化が入ってきているのかが分かります。
 
そしてアートギャラリーなどが密集しているキャニオン通りへ。妻がお店でもらってきた地図を見て驚きました。ここにジラルドが60年代に手がけたレストラン「コンパウンド」があったらかです。コンパウンドの事はもちろん知っていましたが、サンタフェに来る際に存在を忘れていました。いいところで思い出させてくれました。

道の途中には大きな彫刻などもありました。写真は動く彫刻とも言うべき様々な形をした風車です。イームズの映像作品にもたまに出てきたり、ハリー・ベルトイアも彫刻家としてこんな作品を作っていました。
 

そして見つけました!コンパウンド
表の看板からジラルド色全開です。とても品がある感じ。
残念ながらランチを済ませていたので入る事が出来ず、妻とは明日来ようと誓い合うのでした。
| Life | 23:22 | comments(0) | - |
Santa Fe

突然ですが急遽、サンタフェに行く事になりました。実は僕、今世紀に入って初めてのアメリカです。90年代はアメリカしか行かなかったと言ってもいいくらいアメリカばかり行ってましたが、確か98年に行ったLAとHawaiiを最後に10年もアメリカに行ってませんでした。10年ぶりのアメリカの空港事情はだいぶ変わっていました。(多分テロ以降)
 まず、通常トランジットの場合、荷物は最終到着地まで預けていますが、一度SFの空港で全員荷物を出し、再度チェックインするようになっていました。そして、入国審査の時点で指紋と顔写真をとられました。トランジットで再度空港内に入るときのセキュリティチェックでは、靴を脱いで靴もチェックに通す事が義務付けられています。
こんな風に変わったとは聞いてはいましたが、実際やるとなるとめんどくさいですね。
 
で、再度空港内に入り、トランジットまで5時間ほど待つ事に。
SF空港は結構でかく、僕がスタバを初めて知ったのもこのSF空港でしたが今回は国内線用のターミナルだったため時間をつぶせるようなショップがほとんどありません。
まあ、12時を過ぎていたのでとりあえず腹ごしらえ。SFということで

妻はクラムチャウダーを。

僕はチキンラーメンを食べました。
SFはその昔スペインの領土で、その際にクラムチャウダーが持ち込まれたそうです。
スペインの方の酸っぱいパンをくりぬいてボウル代わりにするのが有名ですが、今回はスープだけ。僕の方のヌードルは言わずと知れたチャイナタウンという繋がり。文化背景が色濃いのがSFのフード事情です。
 

あと、SF空港といえば昔からアートの展示が売りでした。アートの展示場所のガイドが空港に置かれているくらいです。それと忘れてはならないのが通路でやっている展覧会。SFやLAのデザイン・コレクターと提携していて、今までもイームズ展やフェスタという陶器、ミッドセンチュリーの玩具展など結構珍しいものが無料で見られるのが嬉しいです。今回は1930年代くらいに人気のあったカタリーナ・ウェアという陶器のブランドの展示をやっていました。
 

どうにかこうにか時間をつぶし、いざサンタフェへ!
 
サンタフェは15年ほど前にLAからレンタカーを借りてテキサスまで行った際に通った事がありますが、インディアン・アートを売っているギャラリーがいっぱいあったのと、土壁の家が並んでいた印象くらいしか残っていません。今回は空路で。目指すはアルバカーキ空港。

さすが南西部を代表する空港だけあって、サウスウェスト航空の飛行機がたくさん停まっていました。そして空港内もカントリーチック。椅子もレザー張りで鋲が打ってあります。

カウボーイみたいなオヤジがたくさんいました。
 
アルバカーキからサンタフェまで車で約90分。行くのはレンタカーかシャトルバスかタクシーしかありません。今回は国際免許を取って来なかったし、シャトルバスはもうお客がいっぱいだそうで、結局タクシーに。2万円近くかかってしまって初出費にしては痛いです。
 
ホテルに着いたらついたで、キーを挿してもドアが開かず、30分近くも立ち往生。結局ホテルマンに来てもらったらすんなり開いてしまった。(半端無くドアが硬かったようで、すぐに開くと思っていた僕たちの誤解だったのですが)もう散々でした。
 
明日はどうなる事やら。期待と不安が入り交じります。
| Life | 23:47 | comments(0) | - |
IDEE自由が丘

明日オープンする自由が丘のイデーの内覧会がおこなわれ、行ってきました。
お店は4フロアに分かれていて、1階はグリーンと生活雑貨、パティスリーがあり、2階は家具が中心、3階はギャラリーや本があり、4階はカフェ。
これを聞いてピンと思う人はインテリア通? そう、青山にあったイデーのフロア割に似ていませんか?
 店内にはスタルクのXOの灰皿、マーク・ニューソンのエンブリオなど80年代後半にみたイデーの面白さが根底に流れていて、そこに今らしさを重ねている。確かに、コーナー、コーナーから見ると、昔のイデーに居る気分になります。今は良品計画が資本になっているイデーですが、根底には黒崎イズムが感じられるんですね。
F城さん、お店では話せませんでしたけど、モビール、良かったですよ。空間は余裕を持って作られているけど、あのモビールのゆらゆらが、さらに時間をゆっくりにしてくれているように感じました。
今日は雨だったけど、晴れた日はカフェのテラスもいい感じなんでしょうね。
 
時代の流れによって一度は分断されたけど、誇りを持つスタッフとそれを見守り支えるOBがいるおかげで変えてはいけない部分はちゃんと受け継がれていました。それでいながら、とても今っぽい。自由が丘っていう場所も案外ゆっくり動いていて良かったと思います。あとは、自由が丘の新しいスタッフにその「変えてはいけない部分」を受け継がせてください。そうしたらきっとずっと愛されるお店になるはずです。
 
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話は変わりますが、現代建築についてFORM Story of designさんでやりとりをしています。僕の方ではどちらかと言うと負の部分が論点になっていますが(といっても僕自身は評価していることが前提ですよ)FORMさんの意見は正の評価の根拠のようだったので、バトルとはいいませんが意見交換をさせていただいています。ご興味があったら訪問してみてください。
| Life | 23:57 | comments(4) | - |
買い物=好奇心

最近大きな買い物をしていません。大きな物を買う余裕も無いのですが、買いたいと思うものが無いというのが一番の原因です。浪費家返上です。
 
唯一最近買ったものが上のポスターです。フランスのポスターだけのオークションが年2回あるのですが、そこで落札しました。
フランスに60年代創刊されたサブカル雑誌『Opus』があります。全盛期の表紙をポーランドのグラフィックデザイナー、Roman Cieslewiczが手がけていました。このポスターも表紙になったもので、その号の販促ポスターとして1968年に僅かな枚数だけ刷られた珍しいものです。冷戦まっただ中のソ連とアメリカ、スーパーマン(強大な力の象徴でしょうか)がお互いそっぽを向きながら走り続けているというかなり風刺の効いた作品です。
僕は前からこのポスターを探していて、今回やっと手に入れる事が出来ました。Opusのポスターでもう一枚欲しいのがあって、同じCieslewiczの作品でチェ・ゲバラを描いたもの。

上がそれ。そっちの方がもっとレアらしく、10年くらいにオークションカタログで見た値段でも30万円くらいしていたと思います。
 
この『Opus』ですが、『HARAKIRI』(腹切)というサブカル雑誌同様、フランスかぶれには昔から人気があります。ソフト・エロな写真はもとより、執筆陣も豪華だったりアンダーグラウンド色が強いにも関わらず内容はいいです。ドイツ、オランダで『TWEN』、アメリカでは『AVANT GARDE』や『evergreen』なんてのがありました。
日本で言ったら『話の特集』とかべ平連が編集していた『月刊アンポ』とかでしょうかね。
60年代半ばから70年代前半にかけては、パリ革命や文化大革命など左翼的な思想の影響もありながら、サイケからヒッピームーブメントなどと文化的にも芸術的にも充実した時期なので、その頃のサブカル雑誌を読んでみると面白いです。

話は最初に戻りますが、僕の好奇心の大きなバロメーターが買い物です。
何度か話していますが、僕はコレクターとよく呼ばれていますが、収集が趣味ではありません。何か、興味がある物事を知りたい時にそれに関する資料を買い集めていく、研究機関だってそうやって調べていく訳ですけど、僕も同じ感じ。その僕が買い物をしていないとい事は好奇心が衰えてきたという事? かなりやばいです。
ウチが航空会社の紙ものを集めた『Departure』を出したときは、ああいう感じの本は日本に無かった。だから、作りたいと思いました。でも、最近ウチの出版は行き詰まっています。売れないというより、やりたい本が無いということです。『Departure』以降、世の中にはビジュアル系の本が氾濫しました。ウチはウチでコンセプトを持ってやっているつもりですが、ビジュアルが良ければそんな思想なんて読者には関係無いんです。その中で、それでもウチの出す意味を考えるようになってしまったのです。まあ、時が経てば思想も無くいいビジュアルだけを集めているだけの本は行き詰まり、淘汰され、また本物の時代にはなると思いますが。
そこで、今何にワクワクするかと考えてみると、やっぱりビジュアルブックなのですが、ワンコンセプトで1冊成り立つ重たいものより、見開きで1つのコンセプトが完結するような軽めの雑誌感覚のものがやりたいと感じてきました。
出版社と組むのが一番リスクが無いのですが、多分やりたいことを追求していくと自費出版にならざるを得ないと思います。その分格段に面白い事が出来る自身はあります。
試行錯誤していますが、今後にご期待ください。ワクワクすることが動き出したら、またポジティブ・スパイラルで買い物したいものが出てくるかもしれません。
| Life | 23:02 | comments(0) | - |
香港からの来客

香港で編集者をやっている中国人の友人が日本に来ていて、会いました。
来日の目的はNIKEのパーティだそうで、昨日というか今日の朝5時まで遊んでいたらしく、彼の泊まるホテルのロビーで11時半に待ち合わせをしたのですが、寝坊して30分ほど送れて寝起きのままやってきました。用意をこれからするからちょっと待っててくれと、さらに30分ほど待たされてしまいました。
 
時間が押してしまったので、待たされていたホテルのカフェで食事をし、15時には空港へ向かうという。幸い、僕の家から3分くらいのところだったので、僅かな時間だけど、新しく出来たお店と、家にきてもらう事にしました。
食事の後すぐに向かったのは渋谷の東急本店近くに出来たSHIBUYA PUBLISHINGという26日にオープンしたばかりの本屋さんでした。BACHがブックディレクション、内装はNAPなど今っぽい人たちが関わっています。面白いのがまず棚割。1940年代から2000年代までの様々な棚が白く塗られ、置かれているんですが、例えばソットサスのデザインしたカールトンだったら、80年代の作品なので、その棚に置かれている本は80年代に出版されたか80年代がテーマの本など、棚と本を年代別にカテゴライズしています。もう1つはオミヤゲ本屋さんということ。自費出版で発行した本をこのお店だけで売っています。第一弾は若木さんの写真集。自費出版といえど本格派です。
友人は編集者なので、こういった本屋は面白いかな、と誘ってみました。彼は60年代のMENS CLUBや70年代のPOPEYEMade in USA Catalogなんかを探しているそうですが、これって日本のファションエディターも探している本。もう、香港とほとんど時差がありません。先日もTAKE IVYが欲しいとメールが来て送りました。今回はお目当ての本は無かったようですが、かなり興味を持ったようです。
その後、歩いてウチに寄ってもらいました。ウチに来たのは中目黒以来なので、一番驚いていたのはその頃と全くインテリアのスタイルが変わっている事でした。僕は飽性なのですぐ部屋のインテリアを総取っ替えしてしまうんです。30分ほどして、時間だと言うのでホテルまで送っていき、別れました。
 
短い間でしたがいろいろ香港の現状などを知り、とても興味深かったです。
やはり、彼らにとって日本は魅力的な観光地だそうです。第一はダントツ買い物なんですが、日本のブランドは香港でも人気だし、世界のブランドのほとんどが日本で買える事も魅力だそうです。ヨーロッパに行くより近くて何カ国もまわらなくても1都市で揃えられる事が日本の魅力だそうです。ブランドものだったら香港にもあるのに何で日本に来んの?と聞くと、香港でも凄い売れててモノが無いそうなんです。そういえば、先日某ブランドのショップ店員の友人に、香港でものすごい売れて商品が無いので日本からどっさり商品を送ったと聞きました。それでも足りず、毎週のように世界中から香港へ商品が送られているそうです。香港は世界一金持ちが多い都市。今や、地価も東京レベルだそうで、彼の多くの友人が東京にマンションを買って、月に一回くらい日本に遊びにきているそうです。今度の旧正月は香港も連休なので、歴代最高の日本への観光客が予定されているそうです。
彼曰く、日本に旅行する中国人が相当増えているけど、そのほとんどが香港の人、その次に台湾人。上海や北京はまだまだだけど、これからはそっちが主流になるかもしれない。だそうです。
東京の百貨店でも中国語の店内放送があたりまえになってきたし、フロアには必ず中国語対応のスタッフを置いているそう。松屋のスタッフと話した時も「ウチでは日本のでビットカードは使えないのに、中国発行のクーポン券は使えるんです。それくらい中国のお客のプライオリティが上がっている」と言ってました。友人も家族経営の小さなアパレルショップに勤務しているそうですが、旧正月の中国人客対応のためのマニュアルが配られたそうです。
 
最近、冷凍餃子など、中国からの輸入品が問題になっているけど、日本人の食生活はかなりの部分を中国に頼ってるし、もはや国内の小売業など経済も比重を占め始めているようです。今回の事件で中国叩きが過剰になっていますが、冷静に考えないと、へたすると日本存亡の危機になってしまうかもしれませんよ。
ニュースって基本的に0.1%の悪い話を伝える事が多いです。ヨーロッパの人が日本の話題で殺人事件をよく耳にするので日本ってとても危険な国だと思っているようですが、実際日本に住んでいる僕たちは99.99%は平和な毎日で、死の危険にさらられているなんて考えた事も無いと思います。イスラエルの人とメールでやり取りした時も僕が自爆テロとか多くて大変だねと送ると、あれはガザのことで、僕たちが住んでいるところはここ10年犯罪なんて起った事無いよ。と返ってきました。数年前、中国で反日の暴動があったけど、同じ町に住む日本人の知人は何にも知らなかった。ニュースでみると、あたかも中国では一斉に反日運動をしているように見えますが、XX商店街でデモをやっているくらいの規模なんです。だからあるニュースのことでその国の善し悪しを決めてしまうのは危険な事です。日本人は中国人が嫌いな人が多いようだけど、ある程度割り切って考えていかないと(今回の毒入り事件なんかは特殊な例ですが)中国はかなり重要な関係国になっていくはずなので置いていかれますよ。
僕の知っている人たちはとても親日でいい人が多い。多分ほとんどはそうなんだと思いますよ。

写真はその友人がNIKEのパーティでもらったTシャツです。僕の分もお土産に持ってきてくれました。

| Life | 23:50 | comments(0) | - |
4日目

まずはホテル周辺を散策。
 




 

劇場の前に貼ってあったポスター。演劇のようですが007のパクリのようです。
 
午後からアンティーク街に行きました。昨日も行ったんですが、閑散とした感じ。今日は土曜日(土日は蚤の市が開かれる)なので凄い量の店と人でごった返していました。青銅や仏像などあるんですが、まあほぼ全て偽物でしょうね。18世紀以前の骨董は国外持ち出し禁止になっているようですので、こんなに売っている訳がありません。
僕自身は文革グッズや古い食品などの包み紙やラベルなど紙ものの方が興味の対象。毛沢東グッズをたんまり買ってきました。僕が結構買うもんだから、向こう隣のお店に入っても、最初に入ったお店の主人が人の店までやってきて「これはどうだ」と次々に見せます。ほんと中国の商売人はどん欲です。
 
中国でも毛沢東はポップアイコンとなっているようですね。
明日は日本に帰るんですが、最終日になっていい買い物が出来て良かったです。

| Life | 23:50 | comments(0) | - |
胡同

北京オリンピックのための開発は凄まじい物があります。天安門の前に前門というエリアがあり、天安門に向けてまっすぐ伸びる大きな通り、東京でいうと表参道のような通りですが、そこを全て閉鎖し、すべて取り壊し、古き良き時代の中国の建築風に作り替えるそうです。日本でこんな土地買収は不可能に近い。中国は共産国だから土地は一応すべて国の物。それを売買している人たちはちょっと滑稽です。
国が立ち退き要求を出せば、出て行かざるを得ない。だからこんな大規模な開発ができてしまうのです。
 
北京市内のこういった広い通りは渋谷を歩いているかのような商業施設が建ち並んでいますが、一本路地を入るといきなり古い町並みが広がり、今までと同じ生活を続けています。こういった路地の小さな道を胡同と呼ぶんですが、僕たちが撮っている写真のほとんどは、こういった胡同の風景です。
 
上の写真は新進開発地区のSOHOから少し歩いたところにあった胡同です。波のようになった白壁と、そこに開いた窓の形が面白いです。
 

こういった胡同にも古い集合住宅はあります。なぜかベランダで鳩を飼っている人が多い。手前の三輪バイクは簡易タクシーです。
 

子供の頃見た事がある豆炭。この辺の人たちはこれで生活しているようです。豆炭を売り歩く業者の自転車です。
 

これは違う胡同。幼い頃に日本の田舎で見た風景によく似ています。
 

通りに貼り出されていた紙。豆炭で暮らしているので、一酸化炭素中毒には気をつけるように。死んでから悔やんでも知らないよ。といった内容でしょうか。


夜はちょっと離れたところにジンギスカンを食べにいきました。
ネオンや提灯で派手だけど、香港とはちょっと違いますね。
北京は人種のるつぼ。中国国内の多くの民族が集まり、シルクロードの関係で中東あたりの文化や近所の朝鮮、モンゴル、ロシアの文化がミックスされています。だからジンギスカンのお店も当たり前のように見かけます。
 
でもなぜか日本人があまりいません。タクシーの運ちゃんから携帯を渡され「家族としゃべってくれ」と頼まれたり(北京語は分からないので、そんなニュアンス)お店でも、かわるがわるスタッフが日本語で「こんばんは」と声をかけに来たり、日本人はそんなに珍しいのでしょうか?
 


| Life | 23:40 | comments(1) | - |
798芸術区

今日は朝から北京を代表するアートスポット、798芸術区へ行きました。
は戦後中国が共産国になった頃、東欧やソヴィエトへ輸出用に電子機器や部品を作っていて、その工場のエリアを798と呼んでいたそうです。そのエリアが現在アートギャラリーやアーティストのアトリエとなっていて、世界的に注目されています。
 
世界の現代美術市場にとってアジアは未開の地でした。その中で先陣をきったのが日本のアート。村上隆などがその代表です。中国も遥か昔から陶芸や書、アートが盛んだった国ですから今続いていない訳はありません。ここ数年中国の国際化によってそういった面が次第に明らかになってきました。蓋を開けてみたらびっくり、10億人も国民がいる国ですからクリエイターの数だって半端ではなかったのです。
その中でも特に注目されているのがFang LijunYan Pei Mingとかで、村上隆、奈良美智などと同じ位の評価(作品の相場が1億円くらい)からZhang Xiaogangなんかは90年代のアートシーンを築き上げてきたロンドンのサーチギャラリーが展覧会を行い、既に10億円プレーヤーです。
 
普通の本屋に行ってみるとドローングやデッサンのビギナー向け書籍だけで1件店が出来てしまうくらい充実しています。国民的にアートに関心が高いんでしょうね。
 

エリア内には所々に掲示板があって、展覧会の情報などが貼ってあります。
 

関係無いけど798にあるクリーニング屋の前にあった車に積まれていた洗濯物の包み。これだけでアートっぽい。
 

798の中でも有名なギャラリーです。工場だった時代の文革スローガンが残ってます。
 

中国は赤の使い方が上手い。
 
オシャレカフェも結構あったりします。


センスは日本をうわまってる!
 

中国の人は気が短い。赤信号が青になった瞬間に一斉にクラクションを鳴らして『早く進め!』と煽ります。だから、ところどころに“クラクション禁止”の標識があったりします。
 

エリア内にあるギャラリーなどの方向案内。
 
僕はアートブック屋さんで本を買いました。
中国の本は面白い! 和綴じと呼ばれる東洋の古文書などにもみられる装丁が多いんですが、コンテンポラリーな感じでもこの和綴じ。そして紙の使い方が面白い!そして何よりも安い!こんな値段で何でこんな本が作れるのかが不思議。中国で本を作ってみたいです。
| Life | 23:55 | comments(0) | - |
北京

昨年の2月だったか、中目黒のユトレヒトの帰りにエレベーターの前でばったりBACHのHさんに遭遇。BRUTUSの北京特集の取材帰りで、興奮冷めやらぬ様子。その後、GW頃にBRUTUSも発売、Hさん本人からもさらに詳しい話を聞いて北京熱は高くなったのでした。そして、今年消えるマイル消化でどこへ行こうか妻と相談した際に、オリンピック前の物価が上がる前という事と北京ってあんまり行かないよねということで北京行きを決めたのでした。
日本から約5時間、時差も1時間ほど。日付変更線を通らない海外旅行は久しぶりです。夕方4時にはホテルにチェックインできました。
早くついたので,ご近所を散策。ホテルは王府井という北京でも1番の繁華街にあります。上海とかは仕事で行く人も多いようですが、北京はあんまり聞かないですね。現に日本人がほとんどいませんでした。
来年のオリンピックを前に,かなりの建設ラッシュ。繁華街の半分くらいがまだ工事中です。裏や路地は何十年前と全く変わらない生活が残っています。
 
北京はこの時期太陽が低いです。5時前には日も沈んでしまいました。
写真は日も暮れた天安門の前。冬なので観光者は少ないんですが,帰宅する人で混み合っていました。北欧と比べたらましだけど,かなり寒いです(マイナス3度)。
 
そういえば、飛行機はANAだったので、パンダキャンペーンの真っ最中。
機内お昼ご飯のデザートにパンダシュークリームが付いていました。

 

| Life | 23:39 | comments(0) | - |
TRIP

BRUTUS TRIPが創刊されました。僕も巻頭のコラムを書いているので、見本紙が送られてきました。季刊?隔月?今後どういう発行になるか分かりませんが、2号目は3月に発売になるそうです。
 
最近、旅雑誌が増えてきているように思います。この現象に対する僕の推測はこうです。
大型の不動産会社が大きな商業施設を次々と建てていますが、入っている店舗に地域の差別化が見られない。さらには地方の都市もプチ東京化が進み、地域の個性が見えなくなってきていることが要因になっている気がします。新幹線で車景を見ているとどこの町に来ているのか分からなくなることがあります。都市計画自体も基本パターンが似ています。これは、世界似ています。また、僕自身旅を重ねてきて都市のパワーの弱さを感じます。パリ、ロンドンなど都市故の力はありますが、想像を絶する面白い物事にはあまり遭遇しないようになりました。むしろ少し田舎の都市の方が都会に対するコンプレックスもあいまって急成長し、とんでもないものが登場します。田舎からやってきた東京の人の方がオシャレに敏感という感じに似ています。
最近旅雑誌や旅特集、はたまた旅番組でも地方や秘境が紹介される事が多くなったと思います。僕たちはどこか無意識の中で見た事もない自然や町、民族性をフラット化が進む現代社会で求めているのだと思います。
 
僕も春にオープンした山口のお店“Degree”をディレクションする際に、東京の真似ではなく、地域性を出すべきだと考えました。結果的にお店の顔となっているのは萩焼(山口の陶芸)の作家達です。それを求め、福岡など近県や東京から来る人もいるそうです。これが本来のお店のあり方だと思っています。

雑誌で画期的だったのは90年代の『wallpaper』の登場。世界を渡り歩きながらデザイン、ファッション、建築などを切り込んでいく面白い編集でした。本来人間をとりまくすべての物事はすべて繋がっていると思うんですが、特に日本のメディアはカテゴリーごとに分類しようとします。旅でライフスタイルを斬っていくのは島国にすむ日本人にはなかなか理解しにくい事だったと思うんですが、海外旅行者も増えてきたこの時代に日本人の意識も少しづつ変わってきたように思います。
 
観光目的ではなかなか分からないのですが、海外に行って民族性や慣習、環境などを見ていると、海外の良いとこ悪いとこと共に、外部から見た日本が見えてきます。幕末から近代国家を築いた若い政治家が皆海外を体験したように、違う視点で日本を見ていく事も重要だと思います。僕自身は海外に行くようになって、日本そのものを意識するようになりました。
BRUTUS TRIPはまさに生の旅行を体験する人たちによって作られています。ニュースなんかで伝えられる情報は真実ですが、ある一方の真実でしかありません。例えばイスラエル。自爆テロの映像が伝えられると危険な国のレッテルを貼ってしまいますが、99%は平穏な毎日がある訳です。最近多い日本の殺人事件が海外のメディアに流れると、海外の人は『日本って相当治安が悪くなっているらしいよ』となるかもしれません。でも実際僕たちの生活している中でそんなこと滅多には起らないのです。本当の真実を知りたいのであれば、実際行ってみるしかありません。そして外部から日本を見てみると、日本人としてのいいところも悪いところも見えてきます。自分自身を客観的に見つめてみる事にも繋がっていくんです。TRIPは今の意識を変えるという意味も含んだ言葉だと思います。

| Life | 23:05 | comments(0) | - |
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