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名古屋初トークライブ

昨日は名古屋初のトークイベントでした。ここんとこの東京のトークイベントでは立見が出るほどの人でしたが、今回の名古屋では少し定員割れ。東京では漠然と悩んでいる人や何かを模索している人が多く、そういう人は僕のトークに何かヒントがあるんじゃないかと思って(もちろん僕以外も)何か本を読んだり、こういったイベントに積極的に参加する人が多いように感じます。名古屋も多分そうなんでしょうけど、行動に移す人は少ないようで、まだ引きこもっている人が多いようです。
 
会場のオーナーであるI枝さんのナビゲートが良かったのか、ちゃんとした話をしながらも気張らず、また参加したお客さんを巻き込んでくれました。
 
名古屋っていうと東京、大阪の次に来るような都市ですが、その他の地方よりエネルギーが小さいように感じます。もちろんそんなことは無いんだと思うんですが、なかなか表に出てこないのが気になりました。
 
目立つ人は嫌がられる、まあそれはどこでも有る事だと思いますが、そういう目を気にするからのようです。僕はトークで「出る杭は打たれるって言いますが、僕は出過ぎて抜けてしまった杭の様だったので、いじめられたり文句を言われた事はなかったし、逆にこいつは利用した方が得だと思わせた」と言いました。空気を読むというのと突き抜けるっていうのはうまく立ち回れば出来ると僕は考えています。
 
イベントに来てくれたお客さんはデザイン関係の人は1人くらいしか居らず、作家さんや建築家、街おこし、塾のオーナー、ショップオーナーなど本当に職種はバラバラ、いつも交流している人と違って様々な意見交換が出来て喋っている方でいながら大変勉強になりました。そしてイベントの時間が終わっても、終電までお付き合いいただいた方、さらには深夜まで残っていただいた人も大勢いて、最後にはみんな熱く語り合えたので、今度名古屋に行く時にはもっとすんなり入って行けそうです。
 
翌日はちょっとだけ、BOOKMARK NAGOYAのイベントである一箱古本市に行きました。今日は雨のためお店もパラパラでしたが、昨日は天気も良くかなり盛り上がったそうです。それで会場の商店街にあったかなり味の有る喫茶店へ。
写真がその店内。おばあさんが馴染んでます。内装・家具もいい感じです。さらにはメニューも良かった。僕の飲んだのはソーダ水というやつで、グレープソーダのようなんですが、皮のような何か黒っぽい物体が入っているので、瓶からグラスへ移しただけじゃないような感じです。他にもミルクセーキやミカン・エードなんていうものあってそっちも飲んでみたかったです。
バタバタした2日でしたが多くの人と話す事が出来て充実した出張でした。今度行くのも楽しみです。

| Culture | 23:40 | comments(4) | - |
Lisa Larson展オープニング

前に告知していたスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンの展覧会がはじまりました。夕方からオープニングパーティがスピークフォーであるということで、ウチから近いcollexLIVINGの展示をみてからパーティ会場に行く事に。
 
上の写真がcollexLIVINGのショーウィンドー。上から写真パネルが下がっていて、その下に天然の芝が敷かれ、ころころとリサの動物が。スタイリングはS原さんによるもの。
 

中にはヴィンテージ作品やリサ本人の私物、そして写真のような型も展示されてます。
 
それから、スピークB1Fへ。
K寺さんの写真だけで間が持つのかなと思っていたけど、中央にはこれまたS原さんによるコーディネートがされていてしっかり空間が出来ていました。
K寺さんの写真はリサの素顔が伝わってとてもいいです。ここで写真を写真にとっても良さが伝わらないので是非会場で見てください。
 


日本の郷土品や民藝、モダンデザイン、そしてリサの作品がミックスしていてとてもいい。民藝品とリサが混ざっても全く違和感が無いです。
写真の硯や筆はリサの私物だそうです。
 

B2Fではご近所のヒルサイドパントリーのケータリングによるフィンガーフードが用意されていました。中央にはケーキが(中は発砲スチロールのダミーだそうです)そしてその周りにはリサ・クッキーがおかれてました。
スウェーデン料理であるジャム付きのミートボールやデンマークが本場のミニ・シナモンロールなど北欧をイメージしたフードがたくさんありました。
 
会場はビームス関係のお客さんでいっぱいでした。
手のいれ方と、抜き方が巧みないい展示です。今週いっぱいで終わってしまうのでまだの人は是非! 週末は例の僕が参加するトークイベントもありますよ。 
| Craft | 23:15 | comments(0) | - |
TINY PUNK ON THE HILLS

どなたの献本か不明ですがHFさんの半世紀を綴った「丘の上のパンク」をいただきました。
思ったよりの人気で初版は全国の書店で品薄になっていたようです。
僕たち世代を語る上できってもきれない人ですし、部分的に僕も接点を持っているので、パラパラと読んでいると僕の若い頃の思い出が蘇ってくるようでした。
 
彼をはじめて見たのは、確か1986,7年くらいだったと思う。場所は新宿のツバキハウスです。毎週ロンドンナイトという伝説的なイベントがあって、憲章さんのサブとしてF原氏はDJをやっていた。そんなに有名人ではなかったと思ったけど既にPOPEYEのモノクロページで連載を持っていたので知っていました。その後すぐに明治通りのDEP'Tの近くにあったモンクベリーズでも見た事があった。モンクベリーズはOLIVEで活躍する外人モデルがいっぱい居たのを覚えてます。
 
僕が上京した頃には彼のDJを目当てに遊びに行ったりしました。彼の選曲は同時代のDJと少し違っていました。HIP HOPもファンクもアシッド・ジャズデトロイト・テクノなど幅広く、余り知らなかった世界のクラブシーンの最先端だった。生スクラッチっていうのも彼のDJで初めて知ったのです。
その頃は飯倉片町にあった「プレステージ」というクラブでDJ4人による“ジャングルジム”というのをやってました。そのあと「ピカソ」に移り、新宿の花園神社にあった「第三倉庫」と後の「ミロス」に引き継がれました。ミロスの頃にはF原氏の影武者としてNIGOがDJをやってましたね。
こういう所に行っているとファッションもそれ風になってくる。80年代末〜90年代初頭は竹下通りのムラサキスポーツに行ってはSTUSSY(当時は直営店が無く、スケボーというよりはサーフメーカー色が強かった)を入荷日を嗅ぎ分けていち早くいい物を手に入れたり(大抵そういう日はF原氏もいた)、原宿のア・ストア・ロボットでブルース・ウェバーのTシャツを買ったり、キャッツストリートのさらに路地にあったロンディスで日本未入荷だったラルフローレンのパッチワーク・ネルやブルックス・ブラザーズのカジュアルラインのカットソー、日本に上陸前のGAPやアバクロ、アランがやっていたアナーキック・アジャストメントやF原氏のGOODENOUGH、ロンドンのインセインなど良く買いました。バイヤーS寄氏(後にアクアガールのバイヤーにハンティング)のセレクトが冴え渡っていました。その後明治通り、並木橋よりのビルに移ってEMという名前に変わったけど、その頃にはあまり行かなくなった。たまに行くとムラジュンが店番をやってました。
 
90年代前半位から僕はHF氏の世界から離れていったので、渋谷クアトロの地下にあったア・ストア・ロボットJONIOアンダーカヴァーを片隅で売ってもらっていた時代や、原宿でNIGOとJONIOが開いたNOWEREまでは知っていたけれども、APENEIGHBORHOODhecticAFFAとかいわゆる裏原というものが生まれた頃には存在自体は知っていたけど、お店にいく事はありませんでした。
 
90年代の終わり頃、maxsellの仕事を僕がしていて、ちょうどWネームなんてのが流行り出していた時だったので、彼と仕事をすることにしました。MP3プレーヤーのようなポータブルプレーヤーで、GOODENOUGH別注バージョンとして本体にロゴが入り、HF氏新作楽曲の入ったスマートメディア、HEADPORTERのオリジナルストラップと、HEADPORTERストラップ型簡易ケース、ウェットスーツ素材で作ったHEADPORTERの専用ケースを作り、SOPHの上にあったスティルシークエンス他、GOODENOUGH取扱店で売られました。
 
この特殊な売り方とオリジナルアイテムはかなり評判が高く、第2弾はHF氏とT城剛氏の2人と数種類の専用バッグをHEADPORTERで作りました。
 
そんなこんなで10代の頃は音楽やファッションに憧れ、20代の頃は一緒に仕事をしたのです。僕もすっかり自分の立ち位置が出来てきて、ここ最近はご無沙汰してるんですが、K原さん絡みで何かやるそうなので、そっちも楽しみです。
 
というか僕の半世記に半分くらいリンクして結構楽しめました。
 
僕が彼に思ったのは、自分をうまくプロデュースしている点。20代くらい仕込んで、30代以降、表舞台のいいところにチョコチョコ出ながら、企業などのプロジェクトやブレーンにうまく入り込み、消費されないカリスマ性を数十年も持ち続けています。自らをキャラクター化し頻繁に登場する事でブランド価値を高めるNIGOとはまた違ったやり方で、どちらもマネージメントとしてとても参考になります。
| Culture | 23:54 | comments(4) | - |
知りたい事は聞いてみる

先日エントリーした無印良品社長との対談を掲載したビジネス誌「DUAL」が発売されました。編集過程の誌面上の字数制限で聞いた事は対談という形の所では全部反映されませんでしたが、エッセンスは各プロジェクトの記事の中へ吸収してもらっています。
 
この対談のきっかけを作ってくれたのが編集を担当している自称ムジラーでもあるイーターのs田さん。その前から僕はキャスティングされていたのですが、対談相手を模索していた時にたまたま僕のMUJIエントリーが引っかかり、MUJIに決定したのです。
 
僕は疑問に思ったり、聞いてみたい事を結構本人に突っ込んでみたくなります。そこになにかヒントが隠れているように思うからです。
だからこれからも職権乱用して知りたい事は聞いてみたいと思っています。編集者の方々、わがままな僕ですが何卒ご協力ください。
| business | 23:38 | comments(1) | - |
集めるって何だろう?

ANAのプレミアムメンバー限定会員誌「AZURE」が届きました。今回はコレクター特集と言う事で僕も取材を受けました。どうやら友人でこの機関誌のADでもあるN口君の紹介っぽいです。
 
僕は集める行為はしていますが、自分ではコレクターという言い方をしません。ただ、集めるという行為はいつも僕の言う「物の背景を知るため」だけでもないのかな?とも感じています。トークイベントでもお客さんからの質問の中でコレクションについての事を聞かれます。そのどちらにも通じることは「集めるって何だろう?」ではないかとうっすら感じています。僕だけではなくそういった質問をされる人も、何か集めているような気がします。だけど、根本的に「何故集めるのか?」という深層を理解出来ていない。物の周りには何か「集めさせる魅力」のようなものがあるような気がします。僕はコレクションという行為をビジネスへ転換させる際にこの「物を所有する喜び(買わせる理由)」を考えます。僕が集めたいとか買いたいとか、行きたいだとか、行動に移す理由の中に、世の中の人が欲しいと思う衝動のキーワードが隠されているように思うのです。まだ、解明は出来ていないけどその心理を探る事もまた消費を進める、または消費を抑えるなどのコントロールに結びつけていく事が出来ると確信しています。
 
だから、今も僕は何かを集めたいという衝動になったとき「集めるって何だろう?」を意識するようにしています。
| Collection | 23:11 | comments(0) | - |
久しぶりにBraniffとU-Tsu-Wa展

先日お手伝いしたムック「ワールドエアライングッズカタログ」が届きました。「Departure」出版以降、エアラインのヴィンテージ物といえば僕という世の中の構図が出来ているようで、ここ数年数多くのこういったエアライン本に協力してきましたが、今回のように比較的グラフィックを主軸においたものは少なかったような気がします。
今回僕の方からはブラニフ系のアイテムをP6紹介しました。他にもコンコルドやレイモンド・ローウィ(ローウィはTWAやユナイテッドのCIやコンコルドの内装や機内食器など、あと大統領専用機もデザインしてます)、JALやパンナムなどいいネタが多かったです。
 
パラパラとみていくとやっぱりブラニフって相当特殊な航空会社だったことが感じられます。最近僕が好きなのはBALKANというブルガリアの航空会社の旧東欧時代の頃です。かっこつけてるんだけど、相当ユルい(笑)ところがいいです。
さすがに、そんくらいマニアックな航空会社は資料も入手困難だし、なかなかこういった特集には紹介されないんだな、これが。
最近のムックの多くは航空マニアじゃない人が編集してるから、素人が見ても面白いんだけど、偏屈なマニア心をそそる部分が(あまりにマニアでマニアにも刺さらないのだろうけど)物足りない感じがします。
 
そういえば、21_21のU-Tsu-Wa展に行ったのだけれど、ちょっと物足りなかった。ポスターにあるLucie Rieのカラフルな作品がいっぱいあるのかなあと期待していたのですが、大抵のものが以前僕が所有していたものと同じだったので、妻が「自分ちにお金出して見に来てる気分」だと言ってました。普段あまりお目にかかれないカラーの釉薬バージョンが見たかったです。ガンペールの作品もcollexリビングで売っているので、お金出さないでも見れます。安藤さんの会場構成は綺麗だけど、情緒的すぎて物を見る展覧会では無かった。その辺コンセプトとの兼ね合いが僕にはあまり理解出来ませんでした。せめてもっと物(近づいて)みたかったです。
| Collection | 23:31 | comments(0) | - |
ビックカメラの紙袋は好きですか?

最近トークショーの話が多いのですが、もう1つ。ちょっと先ですが前売りもあるので早めに告知しときます。
 
4/18(土)に東京カルチャーカルチャーで「ロゴ好きナイト」が開かれる予定で僕もトークに参加します。
 
昨年、Haraxさんからとあるメールをもらいました。彼がミクシィでやっているロゴ好きコミュニティのリアルトークショーを持ちかけられたので一緒にやってくれないかということでした。Haraxさんには神戸のNOTAM主催のトークイベントに1回目から来てもらったり、今では会場でかける選曲と、来場者用にそのCDまで作ってもらったりといろいろお世話にもなっているので、快諾した訳です。またそのイベントにはNOTAM繋がりでオーナーのO前さんにも参加してもらうという事でしたので、まあ3人いればどうにか間が持つかな?と思っています。
 
20年ぐらい前か、ある雑誌で40ページくらいもらってロゴマークについて企画編集したことがありました。老舗日本企業のロゴマークについてがメインでしたが、日本のロゴマークは歴史も長くなかなか良く出来ています。欧米のロゴマークは力強く、文化の違いからか、印象に残るものが多いのですが、文字をロゴ化(ロゴタイプ)にしている所が比較的多いと思います。それに比べて日本は古くから家紋文化などがあったからかロゴマークを作るのに長けていました。そしてそこには験担ぎや洒落など人間的な意味が含まれている事が多かったのです。
 
例えば企業ロゴではありませんが、質屋の軒先には将棋の歩を看板にしていました。将棋で歩は金に替えられるので質屋は「金(かね)に替える」意味として使っていました。また竹のピクトグラムを看板にしたのが文具店。竹はぐんぐん成長するので、学校だったら成績が伸びる、お店だったら業績が伸びるという意味があります。洒落とデザインを組み合わせる考えは庶民文化が強かった日本だからこそ発展したもので、宗教や王政などの権力に縛られていた欧米ではなかなか生み出し得ないアイデアだったと思います。ロゴマークで言うと江戸時代からある醤油屋や味噌屋に上という漢字が組み合わされているものがありますが、それは御上御用達の意味で、西洋でいったらロイヤルの名がつく商品や、ロゴに冠を付けているのと同等です。
 
明治になると日本のロゴマークは劇的に発展を見せます。あまり話をしすぎると当日面白くなくなるので、そんなところで。
ご興味ありましたらお越しください。詳細はこちら
 
ついでにHaraxさん。データ等は早急に送ります。スミマセン。

| Graphic | 15:38 | comments(5) | - |
作ることは、生きること

1月の中頃だったか、上の本が送られてきました。スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソン写真集です。どこか愛嬌のあるフィギュリン(陶器製のフィギュア)が多くの人を虜にしている日本でも人気の高い作家さんです。彼女は今月発売したELLE DECO北欧特集でも紹介されています。
 
この本のいいところは、作品よりもリサ本人に寄った所。作品集というよりは写真集に近いですね。僕は数冊リサの作品集を持っていますが、そのどれもが作品をフューチャーしたもの。コレクターのように、どういう作品があるのか知るにはとてもいい資料なのですが、僕はどちらかというと作品が生まれる環境や生活などインスピレーションの源を知る方がもっと楽しいと思っています。そういう意味で今回の本はその部分を満足させてくれるかのように普段の生活やアトリエの写真などで構成されています。いちいち棚や壁に貼られているカードなんかが気になってしまいます。
 
そもそもこの本は1年ほど前に北欧ムック本のために取材に行った編集者のS田さんとカメラマンのK寺さんがリサの人柄に惚れ込んで作りたいと思ったそう。その気持ちの通り、久々にその気合いが感じる本に仕上がっていると感じました。
僕もコラムを書かせてもらいました。世界中のおばちゃんを虜にするリサの作品の魅力に触れています。その他、mina perhonenM川さんやインテリアスタイリストのS原さんdieciさんなども執筆しています。
 
で、このタイミングで告知しているのは、今月20日〜4/1に関連のイベントが行われるからなんです。
「CRAFT, LOVE, LIFE」とタイトルのついた展覧会はCRAFTとしてリサの作品や普段使っている道具など、さらに限定作品の販売などが予定され、会場はcollex LIVINGになります。
LOVEとして同じく代官山のこどもBEAMSでリサの動物がちりばめられます。
LIFEとして写真展とインスタレーションがGallery Speakforで行なわれます。開催期間はスタンプラリーも開催するようなので親子で楽しめます。
 
また、イベントとして
K寺さん、S原さん、S田さんのリサに会った3人がしゃべるオープニングトークが20日の15時から開催予定(先着40名(予約制)¥500 問tel. 03-5459-6385)
 
20日、21日16:30-18:30にはご近所のヒルサイドパントリーで親子でリサの動物パンを作ろうイベントが開催
また期間中にはパントリーが焼いたリサ・クッキーも販売されるそうです。
 
また20日〜22日の3日間だけ、ちょっとだけ離れたLimart アネックスにて関西の北欧デザイン人気ショップ「dieci」、「ViVO,VA」、「Toolo」リサのヴィンテージや限定アイテムが販売されるそうです。
 
でもって、イベントの最後として今月末の28日(土)15:00よりS原さんとリサに会いにいったインテリアスタイリストのN山さんと僕、進行をライターのA久根さんでトークセッション「北欧、民藝、クラフト」をおこないます。リサの話はオープントークでメインになるので、こちらでは北欧文化やクラフト(もの作り)、そして民藝やフォークアートなどリサの周辺に感じられるものを中心に話をしたいと思っています。こちらも先着予約制になっていますので、気になる方はお早めにお申し込みください。定員先着40名(予約制)¥500 問い合わせ先 tel. 03-5459-6385(ギャラリースピークフォー)
 

| Craft | 23:51 | comments(0) | - |
Bookmark Nagoya

雑誌休刊などが続くこのご時世に「本を盛り上げよう」と「名古屋を盛り上げよう」という本と街を繋げるイベント「Bookmark Nagoya」が明日から開かれます。昨年から始まったイベントで名古屋界隈のお店や友人、イベントに呼ばれた東京の友人などにいろいろ聞いて存在はある程度知っていました。
 
実は今年、「Design=Social」の販促も兼ねて名古屋で僕のトークイベントが開かれる事になりました。
 
会場は名古屋でもちょっと離れた尼ケ坂というお店になります。オーナーのI枝さんとは名古屋出身のsource S山さんの紹介で知り合い、ウチの本なども取り扱っていただいています。
 
I枝さんはアメリカに留学していたこともあり、感覚が日本人離れしてます。学生時代はNYでプッシュピンスタジオの創設者シーモワ・クワスト(横尾忠則や宇野亜喜良、湯村輝彦など60年代を経験した日本のデザイナーやイラストレーターでこの人に影響されていない人はいないではないか?)に教わったそうで、今もシーモワさんの版権を扱うなどして交流も続いているそうです。その日本人離れしている感覚はお店にも反映されていて、キッチンやリビングなど家に招かれているような構成と、文脈にとらわれない商品セレクトはなかなか日本では見られない感じです。(日本の人にその感覚が分るかどうかは別として)日本にいながら海外のお店に行っている感じが面白いです。
 
そのI枝さんのお誘いで名古屋初となるトークです。
日程は今月の21日(土)。
 
1部(15時〜17時)はトークで、名古屋初なのでコレクションなどの話や自著の話、本の事を中心に考えています。(入場料700円がかかり、事前予約制だそうです)
2部(18時〜20時半)で飲みながらのサロンパーティだそうです。(これも飲食代3500円と別途事前予約制になるようです)
予約は尼ケ坂さんへお願いします。
 
名古屋近辺の皆さん。僕の方も一方的ではなくお話ししたいので是非ご参加ください。

| Culture | 19:17 | comments(4) | - |
自分で気づく

ここでも何度かエントリーしている「僕らの空想日記展」が銀座TEPCOで始まりました。29日まで開催してます。
今日はトークセッションもあるので、ちょっと早めに会場入り(といっても夕方ですが)メールでは何度か確認していましたが、僕の提案する「モンスター・ケーブル」の実物をみるのはこれが最初。モンスターのドックを含め、3本のケーブルを開発。その1本が上の延長コードです。
 
作品は人形作家のペロクーンM川さんにお願いしました。グロかわいいペロクーンの人形は前からファンで、特注でウチ用に何か作ってもらいたいと思っていたのでこれは絶好の機会だと思いお願いした訳です。

インテリアデザイナーのK山正道さんやシューズデザイナーのM原康裕さん(シューキーパーを別注)、パリのセレクトショップ、コレットのサラ、そして昨年末オープンしたTOKYO CULTUART by BEAMSで取り扱われるなど業界にもファンが多いようです。
 
「僕らの空想日記」ブログを既に見てもらっている人はご存知かと思いますが、僕のテーマは「発想の転換」と「気づき」(これはトークセッションの時にも話しましたが)です。今までの空想生活、そして今回のイベントのキャスティングを見て、かなり真面目なアイデアが出ると最初に察しました。今回はイベントという部分が強かったので、真面目に考えながらも見た目が面白いものを出そうと考え、このアイデアを思いついたのです。
 
真面目に考えたのが「発想の転換」と「気づき」というテーマでした。「発想の転換」は普段ネガティブに思われている所をポジティブな変換にすることです。パソコンやAVまわりは配線コードでぐちゃぐちゃになります。多くの人はそれをネガティブに感じ、隠してしまいます。僕はアクセサリーをじゃらじゃらくっつけてるみたいに装飾してそのまま見せられるようにしたいと感じました。もともと僕の家で使っているBLESSのコードが元ネタでしたが、僕はもう少しキャラっぽくして人格みたいなものを追加したかったのです。八百万の神って言うけど日本人がモノに持っている精神性みたいなものを作品に込めました。写真はありませんが、モンスターのドックは口からと肛門からコードが出るように設計しています。で上で紹介したコードは「コショコショ」というケバケバ毛玉みたいなキャラが数珠繋ぎになっています。
 

そしてこれは「たすけて〜」というキャラクターのUSBケーブルです。会場にはモンスターのドックと肛門から「ウンコちゃん」というコードがもう1本展示されています。
 
もう一つのテーマ「気づき」は、こういったあまりデザインされないコードという部分に「何かやりようがあるんじゃないか?」と気づかせるということです。僕の提案した作品はどちらかというとアート色が強いし、好き嫌いもあると思います。だけど、これをきっかけにいろんなデザイナーがそこに着目し、それぞれのコードのあり方(もしかしたらコードレスも含めて)考えてくれたらこの企画は成功かなと思っています。
 
18時からはエレファントデザインのN山さん、Landscape ProductsのN原さんと僕の三人でトークセッションが開かれました。1人では1時間って結構長いんですが、3人だとあっという間に過ぎてしまいさらに時間オーバー、TEPCOの閉館時間になりその後のコーヒーチャット(お茶をしながらの交流会)がせっかく用意していながら中止になってしまいました。それでも3人がそれぞれ微妙に違ったポジションなので出てくる話がなかなか面白かったのではないかと思いました。
 
トーク終了後、デザイナーをしている女の子に作品を見てくれと頼まれました。作品を見てどうか?どこが悪いか言ってくれと言われました。
僕はそれを見ても相手には悪いけど「いいんじゃない?」しか言えない。「どこか悪い所があったら…」と言うという事はどこか自分で満足していない部分があると思います。だから、僕がああだこうだ言うより自分がどこに満足しないのか、自分が他人だったときその作品を見てどう思うか?の方が重要だとだけ返しました。大抵の場合自分の中に答えがある事が多い。もっと深く自分自身の気持ちを探る事が必要だと思います。作品は就活イベントのパンフレットだったのですが、1番大事なのはいかに興味を持って読んでもらえるかという事。その子の作品は気にしてもらうフックになるようなギミックがついたデザインでした。それはそれで第一段階はクリア出来ると思います。でも最終目的はそれを読んでもらうことであるならば、もはやデザインだけではダメです。読みたくなる内容など編集的な部分も重要。お金を出してでも欲しいと思わせるクォリティにすることがいい作品になるのではないでしょうか?それには、自分がお客の目線になって客観的に考える能力を養う事の方がデザインを綺麗にするよりずっと重要です。それは教えられる事でなく、僕は気づかせる事しか出来ません。
 
たまに「何をしたらいいか?」とか「どうしたらいいか?」って尋ねられますが、僕はそんな事分らない。僕はいいと思っている事をやっているつもりだけど、それが他の人にとっていい事かは分らない。それよりも「何のためにするのか?」を自分に問いかけた方がいい。大抵の場合答えは自分の中にある。その中で自分の出来る事をやればいいと思うんです。人に尋ねるのではなく、先人の教えや本やこういった展覧会やトークイベントなどを通して何か気づき、自分自信で明確にしていくものだと思います。

追記(2/7):Landscape Productsから画像をいただきましたので、追加アップします。
 

モンスター・ドッグとケーブル達。
 

トークセッション風景。N原さんとN山さんの頭の上からなんやらモコモコ出てます。
| Design | 23:50 | comments(1) | - |
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