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究極の道具

5月に21_21で開催予定の「骨」展のために今回ディレクションするY中俊治さんが来ました。
 
僕はデザイナーでないのでメインの作品展示には参加しませんが、骨を広げる展示コーナーでいろいろ貸し出しをする予定で、その辺のコレクションを確認するのが目的でした。
 
僕は特に骨を集めているわけではないのですが、製薬メーカーなどの骨格模型なんかを売るほど持っていたりします。また写真のような手術器具も大量に持っています。今回は骨がテーマですが、道具の骨組みも含まれるということでこういった道具にも大変興味があるということです。
手術用具は医療専門のもので、一般に売られることはまずありません。それはもちろん世界でも同じ事。上で紹介している鉗子は第二次大戦中にブルガリアの陸軍医療部が使用していた物です。専門ではないのですが、古くはローマなどで使用されていた手術器具から2000年以上の歴史的なものを持っています。変わり種はデイビッド・クローネンバーグの映画「戦慄の絆」で使用された手術用具のプロップも持っています。こういった手術用具だけでも展覧会ができます。
他にも製図用のコンパスなどを探しているそう。もちろん僕も19世紀の物を中心に集めているので、この辺も展示されるかもしれません。
 
この前知人会った時に「道具をデザインできるデザイナーってなかなかいないよね」という話になりました。特に専門性の有る道具ってとてもシビアですよね。大抵の場合、使っている職人自らが業者に頼んで作ってもらうことが多いようですが、使用方法など徹底的に理解しないとデザイン出来ない。かっこいいフォルムというより、実用性が100%求められているから、専門的な人が使っている道具は究極の用の美を兼ね備えています。何百種類もある上のような鉗子も全部使用方法と使用場所が違う。そしてその場所で使うための配慮も徹底的に行なわれています。間違って他の場所を傷つけたら大変ですからね。
 
プロフェッショナルな道具には機能美が宿っています。だから僕は集めてしまうんでしょうね。骨もそう。なるべくして今の形になっている。これが細胞によって自然に出来るのが凄いですね。体も備わっている道具。例えば手だって殴る拳になれば手をつないでロープの継ぎ目の役割もする。つまむこともできるし、かきあつめることも、液体をすくうこともできる。こんな多機能な道具は未だ存在しないでしょう。僕たちそのものが究極の道具を兼ね備えているんですね。
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