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待ちを愉しむ

パリのギャラリー・クレオから1冊の本が届きました。サンジェルマン地区に引っ越し、新しいスペースになったのに併せて16名のデザイナーによって制作された限定家具をまとめたものです。
実はその中の1人である深澤直人氏のハンガー掛けを注文していて、その発送の準備ができるまで本を見て愉しんでくれというギャラリー側のはからいのようなもののようです。
 
日本は大抵コストを下げるために大量生産をベースにしています。値段は下がるけど在庫は大量になる。全部捌ききれればいいけど、結構在庫は残る。メーカーは間髪入れず次から次へと市場に少し変えただけの新しい商品を投入する。コンビニのようにいつでも、安く買えるのはとても便利で嬉しい。でも、それによって僕たちは「待つ」ことが出来なくなってきているようにも思います。
 
海外、特にギャラリーみたいな所に行くと大抵、サンプルが展示されています。これが欲しいと言うと「じゃあ、これからメーカーに発注(製造依頼)するので、3、4ヶ月待ってね」と返事が返ってきます。ヨーロッパなんかは家具とか高いけど、無駄打ちしない(不良在庫を抱えない)ようにしていて、お金持ちはこういう品物が出来るのを「待つ」こともステイタスのうちに入っています。日本では少なくなったテイラードの洋服もそうですね。
 
以前、AMEXのゴールドカード以上の顧客に配布されている機関誌の編集担当と話した際に「誌面でサヴィル・ロウのスーツを販売したけど全然受けなかった。日本人は待てない。」と言ってました。「セミオーダーで納品1、2週間にしたら劇的に注文が増えた」そうです。
 
あまりに便利になって、心の余裕が無くなってきてしまった。僕は小学校の頃から海外通販をしていたけど、今みたいにインターネットじゃないからやりとりに凄い時間がかかった。届くか届かないか不安になりながらも、いつもそんな時間が愉しかったように思います。今でも買うものの半分くらいは待つものが多いかな。
 
そんな待たせている時間をさらに愉しませるために、こういう本を送ってくれるお店の心配りがニクいです。
 

しかも、僕が注文している商品のページにはギャラリー側のメッセージが差し込まれています。
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