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コレクターの家

Casa BRUTUSの今号はコレクターの家。ウチも1Pで紹介されています。それにしてもNIGOの家は凄いですね。集めている物や量だったら、僕も彼とそんなに変わらないんですが、彼の場合は展示してますからね。僕はもっぱら倉庫へ収納しています。
賛否両論あると思いますが、僕はNIGOのようなやり方は肯定しています。また、センスとかは別として見る人が見れば分かると思いますが、1点1点が確実に希少性があり、それもコンディションがかなり良く、いいお金の使い方をしているといえます。相当なお金をつぎ込んで購入していると思いますが、多分購入金額よりも高額になっている物が殆どでしょうし、値崩れも起きない安定した物が多いです。
逆に写真家の杉本さんのコレクションに近い物も僕は集めていますが、こちらの方は歴史的価値はとても高いのですが、金額的な価値はあまり高くありません。(もちろん全部ではないですけど)
世の中は需要があって金額が決まっている事もあり、例えば旧石器時代の石器などでも安いんですよね。日本の土偶や埴輪などもサザビーズのオークションなんかで出てきますが、完品だと2,3千万円しますが、欠けていたり粉々になった物の復元であれば100万円以下で買う事ができます。
今は中世の絵画よりも現代美術の方が高く売買されています。資産家の層がシフトしてきたのと、文脈が分かりやすいからです。NIGOなんかはそういった意味で次世代のコレクター層といえますね。大量生産の時代の中から文脈を作り希少性ある物をピックアップするのがこの世代です。
 
村上隆氏も最近日本美術(特に陶器)を自分の絵を高額で売ったお金で買いまくっています。それも歴代の所有者や作家がスペシャルなものばかり。日本国内では名作陶器は人気ありますが、海外にはまだ絵画ほど知られていません。彼は陶芸の文脈を確立し、対外的に評価を高めていこうと思っていると思います。
ここで紹介した3人ともそれぞれ集める意味が違いますね。
僕はどちらかというと集め方は村上さん的。でも僕の場合は圧倒的にガジェットの世界ですけど。集めている物はNIGO、杉本さんを足したような感じです。
 
現在、特に若い資本家の人達は金融で資産を膨らましていますが、僕はそういう人より儲けたお金でちゃんと文化的価値あるものを集めてくれているこういった人の方がはるかにリスペクトできます。戦前の松方コレクション数奇ものの人達のような文化発信の現代版を担っているからです。
そういう意味で僕がNIGOに期待したいのは系統立てた収集をして欲しい事です。作品は点で価値があるのではなく、文脈にそって何を語るかによってさらに価値を持つのです。20世紀はじめまで世界の美術館は闇雲に収集してきましたが、役割を持った収集を現在ではしています。そして、彼には商業博物館みたいな物を作って欲しいです。そうしたら僕もたくさん寄贈したいと思います。
 

| Collection | 23:56 | comments(2) | - |
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| - | 23:56 | - | - |
コメント
NIGOの家は圧巻ですね。
彼の場合は、家全体で、成り上がり感を体現しているような気がするんですけど、どうでしょう。
ヤザワでなく、ヒップホップ的な。

部屋に出してないものも合わせると、
結構、系統立てた収集もしてそうですけど、
実際はどうなのでしょうね。


柳本さんのコレクションももっと見たかったです。
| michilL | 2008/10/03 11:19 PM |
michilLさん
 
NIGOは圧倒的なコレクション量なので、1ジャンルにおけるモノの多さという意味ではジャンル内で系統立てられると思います。
 
僕が求めているのは、例えばプルーヴェを集めるのであれば、UAM(現代芸術家同盟)の軌跡が見えるようなものだったり、父ヴィクターのもとで働いていた頃(確か中学生くらいの頃)ガレの工房で彫金をやっていたりした時代とかの作品など。NIGOコレクションを見ると一番脂ののった時期の作品の(他の作家にしても)バリエーションは凄く多いのですが、歴史のレイヤーと人間関係による同時代の文脈的繋がりが少ないと思うんです。その部分を強化したらショールームではなく博物館的価値にグレードアップするように思います。商品価値は大抵文脈(ストーリー)によって構築されるので、歴史観が見えた方が彼のコレクションの価値はもっと上がると思います。
 
僕のコレクションも当ブログとかで少しづつ紹介していきますね。
| metabolism | 2008/10/05 7:42 AM |
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