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IVONCA

10月のオランダ旅行の間近に、桐蔭横浜大学のスポーツ健康政策学部の教授がウチに来まして、オリンピックとデザインについて話を聞きたいと言う事で2時間ほどお話をしました。その時の取材をまとめた機関誌『IVONCA』が届きました。表紙から僕の貸し出したメキシコオリンピックの際の公式スーベニールで新体操おもちゃが使われています。
 
スポーツ健康政策学部は今年から新設される学部だそうです。こういった学部はいわゆるスポーツバカみたいな人が志望するそうですが、本来はスポーツを主軸としたマーケティングやビジネス、社会構造などをマネージメントできる人間を育成していく事が目的だそうです。ですので、オリンピックというものも単なるスポーツイベントだけではなく、興行としてのあり方、デザインなども語っていきたいという要望から僕のところに問い合わせが来たのです。
 
デザインっていうのも単なるデザインでは語りきる事が出来ません。例えば東京オリンピックの際にはじめて競技別のピクトグラムが使用され、五輪マークが規格化されましたが、それだけに限らず、国内外の観客のためのサインシステムにはじまり、直接オリンピックに関係無い首都高速の整備と道路標識の規格化、空港や地下鉄のサインシステムなどオリンピックを機に都市再計画という国家事業まで関わってきます。最近ではオフィシャルグッズの販売権やTVなどでの放映権なども大きな割合を占めています。
 
最近僕はオトル・アイヒャーによるミュンヘン・オリンピックのデザイン物を集めているのですが、僕が知る限り史上で最も隅々までデザインを行き届かせた興行だとおもいます。ここまでデザインされた企業や組織、イベントは類を見ません。
例えば、警察のため、近隣の病院のためのデザインマニュアルがあります。つまりイベント時は会場以外もすべてマニュアルに従ったデザインが採用されているのです。一番驚いたのが選手村の食堂。コカ・コーラ、ファンタ、スプライトを含め、スナックなどここで飲食される外部メーカーのパッケージデザインすらもわざわざオトル・アイヒャーのデザインで統一されているのです。ドイツの代表航空会社、ルフトハンザのCIもアイヒャーですから、飛行機で移動中にすでにマニュアルに従ったデザインを見せられています。
僕の主観ですが、ヴィジュアルアイデンティティを兼ね備えたオリンピックデザインは東京オリンピックで始まり、ミュンヘンオリンピックで最高潮を迎え、終焉下と思っています。翌モントリオールは興行的大失敗に終わり、IOCは存亡の危機に立ちます。また翌モスクワは西側諸国がボイコット、そしてその次のロスアンジェルスでIOCは興行としてのオリンピックを選択し、代理店至上主義の権利ビジネスに変わりました。デザインよりもエンターテイメント重視になっていったのです。
 
という感じの話を社会背景と絡ませながら話し、誌面で紹介しています。
 
基本的に学部内の機関誌扱いですが、取り寄せる事も出来るそうなのでご興味ある方は請求してみてください。
| Design | 23:31 | comments(0) | - |
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