メキシコ近代美術館を見にチャテルテペックへ。チャテルテペックはバッタの意味で、昔ここからバッタの遺跡が出土したそうです。それでバッタ公園ができ、最寄り駅もバッタのピクトグラムが使われています。この園内には動物園や科学博物館なんかもあって,かなり上野公園のようです。開館前に着いたので動物園まで1キロ近く続いた露天をのぞいてみました。個人的にはなかなかいい。上の露天なんか北京のパクリ遊園地のようなパクリキャラが大量に売られてます。看板もパクリネタ。しかも売っているものがゴム製ウ○コや尻出しトランクスなど下ネタばっかり、マスクのような頭も実は生首で,ちゃんと切り口が再現されています。とにかく下品。でも子供の心は掴んでます。世界中どこでも子供は下ネタ大好き。この露天も賑わっていました。
そして1番良かったのがこの動物ものぬいぐるみ。全然可愛くありません。
T.F.さん、メキシコはファッションもこんな感じですよ。ニュアンス伝わりますか?
こういうのを探している人には天国です。
その後美術館にいったんですが,ひどいのはフリーダ・カーロの作品が貸し出し中で,写真だけ貼っていたこと。売店ではほとんどフリーダ商品なのに何事だ!
また,展示なども特筆することは無く,もうちょっとキュレーションに力を入れて欲しいです。
お昼からはお店などを物色へ,相変わらずこんな家
やこんな家
と色彩だけは豊かです。
ついでに工事現場に積んであった未使用のレンガも
オレンジがかなり発色いいです。
買い物は略しますが今日も歩いた歩いた。今日は土曜日ということもあってものすごい人の量。インドの市場のようです。
で今回は本を中心に買ってきました。以前メキシコの雑誌を紹介したけど,ほとんどまだ知られていません。ホテルにあったモード誌と一緒に並べてみました。
左下はCodigoというメキシコのアート、ミュージック、モード誌。中央のSPOTというのもアートとモードの雑誌。手前はBLINK。メキシコ版です。買った本をちょっと紹介します。
赤ちゃんにミルクをやる覆面お母さんがインパクトある,ルチャ(メキシコプロレス)のアート本です。
写真がメインですがこれがなかなかいい。
これもルチャをテーマにしたリトルプレス本です。限定60冊、シリアル入りです。
こんな感じのシルクスクリーン印刷でページが構成されています。
これはAlejandroMagallanesというアーティストのやっぱりリトルプレス本。中はこんな感じです。
これはメキシコをテーマにしたビジュアルブック。写真やドローイングなどでまとめられています。中身はこんな感じ。
メキシコの面白さはこのクオリティの高いアート本やモード感覚と下世話なジャンクものが共存しているところです。両極がメキシコ最大の面白さだと思います。