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オランダから届いた本
10月、オランダで購入した本がやっと届きました。例えばこんな本。

ここでも紹介した事のあるオランダの女性装丁家、イルマ・ボームの装丁本です。彼女のサイトはunder constructionなので、これこれ、日本語ではユトレヒトのE口さんのブログでも彼女の装丁を紹介してます。また以前Penでブックデザインの特集、ダッチデザインの特集の2回彼女を紹介してます。
僕が考えるに現在世界最高の装丁家です。デザイナーなのにパトロンがついていて、その人のために1冊だけの私家本をデザインしたりしているため,一般に見られる作品はそう多くはありません。
それでこの本、ギャラリーで発行された映像アーティストのフリップブック(パラパラマンガのようなもの)です。オランダの本屋さんは僕がイルマの作品を好きなのを知ってるので,最新の作品をとっておいてくれました。
5冊組の本ですが,実はマグネットで5冊がくっつくようになっています。でも,下の写真を見てください。
 

本はソフトカバーなのでマグネットを埋め込む場所がありません。一瞬,磁気を持ったインクを使っているのかと思ってしまいましたが,インクがそんな磁力をもたないよなと???に、しかしよく見てみると。
 

最初の方のページ10ページほどが、のど(製本されている根元)から1cmのあたりでかがられて(縫い付けられて)います。赤い矢印の部分です。実はその1cmの部分を外から見えないように本をえぐって,そこにマグネットを仕込んでいるんです。相変わらずイルマさん、巧みな仕事をしています。
お分かりだと思いますが,日本の印刷屋さんがこんな凝った仕事を受けるはずも無く,たとえ受けても相当コストがかかるため,出版元が出さないでしょう.こういった趣味人のための本を作っているオランダという国に感服します。まあ,オランダでも大変な訳で、数十冊しか作っておらず、値段も3万円ほどしました。
イルマ・ボームという人はこんな感じの本ばかり手がけています。造本って大量印刷で機械的に見られていますが,こういう職人的な部分もあったりします。大量生産を否定する訳でもなく,職人気質を主張する訳でもない、マスプロダクトとクラフトを行き来する数少ないクリエイターといえます。
僕もお金があったら,彼女に私家本を作ってもらいたいなあと思ってます。
| Design | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
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