今日はウィーン・ウェストバーンホフ(西駅)7:00発ブタペスト行きでハンガリーに向かいました。昨日土曜日に行こうかどうか迷いましたが、ウィーンの蚤の市が土曜日しか行なわれず、ハンガリーの方はかろうじて日曜日もやっているということなので、今日旅立つことになりました。ウィーンからブタペストまでは電車で約3時間の道のりです。ブタペストの予定は蚤の市、スーパー、郵便局です。事前に調べたところによると、ブタペスト西駅の横に巨大なショッピングセンターがあり、スーパーもあるということ。ここは無休らしいので大丈夫。郵便局も西駅の横にあり、そこだけは日曜日も営業しているらしいので、予定は全てクリアできると思っていました。ヨーロッパを電車で旅した人はご存知だと思いますが、国によって車掌と国境警備隊がいます。ウィーン=ブタペスト間は2国なのでオーストリア側、ハンガリー側の車掌が切符をチェックし、国境警備隊がパスポートにオーストリアの出国スタンプを押すと、少ししてハンガリー側の警備隊が来てハンガリー入国のスタンプを押します。僕たちの時は警察官のような感じでしたが、知人の時は銃を持った軍人らしき人がやってきたそうです。食堂車もあるので、ちょっとお茶でもしようかと妻と向かうと、キッチンには誰もおらず、どうみても営業していなそうな感じ。諦めることにしました。
ブタペスト東駅に予定より30分くらい遅れて到着。ホームでは異様なほど人がいて、安っぽいスピーカーからは音量が大きすぎて、われた言葉でアナウンスが響いています。これが、以前TVでみた北朝鮮側から韓国に向けて発信しているプロパガンダ放送のようでした。駅には紙ものが全くなく、掲示されている時刻表を見て、帰りの電車を確認しました。
まずは地下鉄を乗り継ぎエチェリの蚤の市へ。と思ったら、乗り換え1つ前の駅で全員が降りる。僕らも降りたが、何故だか分からない。よくホームを確認すると次の駅の名前にXがついている。駅員の人に聞くと英語が通じない。だけど、ニュアンスで分かったようでトラムを乗り継いで次駅まで行けということでした。ハンガリーは日本のように殆ど英語が通じないそうです。1時間ほどかかってやっと郊外にあるエチェリに到着。倉庫街のような所でお店をウィークデーも出しているそうで、土日が一番賑わっていると聞いたのですが、本当に数人がいる程度、お店も1/5くらいしか空いてません。ハンガリー伝統のレースなどを売っているおばあさんが、僕たちに向かっていろいろ説明していますがハンガリー語で全く分かりません。値段も全く聞き取れない。こういうことを事前に聞いたのでメモを持参してました。お店お店で値段を書いてもらい、相手が1000と書けば僕が600と書き直すという感じで値切っていき買い物をします。2時間ほど廻りましたが、殆ど収穫無し。日本人のバイヤーも相当来ているようですね。
そこでもう1つブタペストの西の郊外にあるペトフィの蚤の市へ向かうことにしました。ここは入場料をとるのでクォリティが高いそうです。またまた1時間ほどかけてやっとのことでペトフィに到着。入場料を支払おうとすると、いらないといわれる。今日はフリーなのかなと入ると、まだ12時過ぎなのにみんな段ボールにしまいはじめています。結局ここでは何も見ることもできませんでした。蚤の市目当ての妻はがっかり。僕はスーパーと郵便局がいければ満足なのであまり気にはしてませんでした。
西駅に戻り、空いているはずの郵便局に行くと門が閉まっています。奥の方に係員のような人がいたので聞くと、ハンガリー語で受け答えされたのでニュアンスしか分かりませんが、今日は休業日だという感じ。他の所は空いていないか?と聞くと、全部閉まっているらしい。えっ、やってないじゃん!とまたまたがっかり。しょうがないのでスーパー散策でステーショナリーやら、食品パッケージやらを大量に買い込んで帰ることになってしまいました。
電車に飛び込み、ウィーンへ帰ることに。帰りの電車はややきれいで、念願の食堂車でお茶をしました。妻のカプチーノはインスタントの味だったそうです。こういうとこではクオリティは期待できませんね。写真はその食堂車からの車窓。テーブルフラワーもしおれてて、全くやる気が無いですね。それでも、電車の旅を堪能することはできました。
皆さんハンガリーへ行くんだったら日帰りではだめですよ。